日本実験力学会2025年度年次講演会を本学で開催

本課程の塩見洋一教授が実行委員長を務め,本課程の教員によって組織した実行委員会により,日本実験力学会2025年度年次講演会(主催:日本実験力学会,共催:龍谷大学先端理工学部)が2025年9月16日~18日に本学瀬田キャンパスで開催されました.

本講演会には,全国の大学・研究機関に加えて多数の企業関係者を含む180人以上が参加し,瀬田キャンパス8号館講演会場で熱気あふれる議論が展開されました.特に,塩見教授と理事会担当理事の発案により,13社の協賛を得て実施された年次講演会として初めての試みとなる「ランチョンセミナー」は,講演会に参加している学生や大学関係者へ様々な企業があることを知って貰うために,協賛企業による技術紹介や会社説明のプレゼンテーションを参加者が昼食を取りながら聴講し,その後はポスター会場で参加者と企業担当者との交流が活発に行われました.参加者からは「新しい形式で非常に有意義だった」として高い評価が寄せられました.

さらに,本学客員教授である宇宙飛行士・土井隆雄先生による特別講演「有人宇宙活動:有人宇宙学の創出」も行われました.第一線の宇宙活動を伝える貴重な映像と体験談に多くの参加者が魅了されました.また,懇親会では,鮒寿司や赤こんにゃくといった滋賀の郷土料理,滋賀と京都の地酒が提供され,参加者同士の親睦が深められました.

今回の運営は本課程の学生も主体的に担い,会場設営や受付,講演進行のサポートなどを通じて大きく貢献しました.学生が実際に学会運営を経験することで,社会性や実践力を磨く貴重な機会ともなりました.

日本実験力学会は,「実験手段・計測技術の進歩と新実験事実の発見」を両輪として,固体,熱流体,生体,環境,建設,エネルギーなど幅広い分野を対象に活動を展開している学会です.塩見教授は前年度まで会長を務めており,本学において本課程教員で構成される実行委員会と学生がこのような全国規模の講演会を成功裏に開催できたことを,大変喜ばしく,また誇りに思います.

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