博士(工学) 同志社大院・工 教授
専門分野 | 機械加工学、特殊加工学、生産システム工学 |
研究課題/長期 | 先進的な生産加工技術およびシステム |
研究課題/短期 | レーザ加工と機械加工のハイブリッド化、 オンマシン型レーザ熱処理システム、 サスティナブル・マニュファクチャリング |
研究テーマ 先進的な生産加工技術およびシステム
ものづくり技術が高度化するとともに、近年では地球規模での環境意識の高まりから、サスティナブル(持続再生)なものづくり技術の実現が求められています。そこで、本研究室では、以下の開発研究を行います。
レーザは、高精度加工が苦手な反面、材料強度によらない加工ができます。また、非接触加工であることから工具摩耗を伴わず、工具の廃棄がありません。そこで、レーザ加工を機械加工とハイブリッド化することで、超硬合金など難削材の高能率加工技術の開発を行います。
また、レーザを局所熱源として用いることで、自己冷却作用により冷却液(=廃液)が不要になり、クリーンな環境下でオンデマンド熱処理が可能になります。そこで、これを工作機械上で実現することで、ワークを着脱することなしに形状創製から熱処理まで完結するオンマシン型レーザ熱処理システムを開発し、その応用について研究します。
そして、天然資源に乏しい日本において、竹は広く自生することからその応用が有望視されている素材ですが、放置竹林などの問題が顕在化しています。そこで、竹を有効利用した資源完全循環型のサスティナブル(持続可能な)生産システムの開発なども行います。