大きな磁歪を発生する形状記憶合金を観測

本課程の 左近 拓男 教授 が共同研究でホイスラー型形状記憶合金における1300 ppm ( 0.13%)の磁歪(じわい)を観測。
従来の超磁歪合金のTerfenol-Dよりも大きな磁歪量で、自動車のエンジンルームなど、室温より高い環境での磁気センサや振動子の材料として応用が期待されます。

【関連サイト】
https://www.mdpi.com/2075-4701/13/7/1185

【用語解説】
形状記憶合金:ある温度以下で変形しても、その温度以上に加熱すると元の形に戻る性質の合金
磁歪:磁性体に磁場を加えると形状に歪み(ひずみ)が発生する現象。ニッケルや鉄は室温で10ppmから40ppm

東北大学金属材料研究所附属強磁場超伝導材料研究センターの10Tヘリウムフリー超電導マグネット(10T100-CSM)(写真の青い磁石)での共同利用実験風景